先輩の彼女にしてもらいました
体が宙に浮いた瞬間、あの時、「大丈夫」って何度も声をかけてくれたのは、やっぱりつばさ先輩だったんだ。

「沙織ちゃん、時田くん大丈夫だったかな?誰も怪我してないかな?」

「大丈夫、大丈夫。先輩達が来てからは、あの海江田さんて人、急に大人しくなったから。時田くんも誰も、怪我なんてしてなかったよ」

「そっか、よかった。みんな無事で」

バスケ部は、今大切な試合を控えていたから、心からホッとした。

「でも、時田くんにはびっくりしたなー。意外と喧嘩っぱやいよね」

「うん、だって時田くんって」

沙織ちゃんと顔を見合わせて、ぷって笑う。

「正義の味方だもんね」

沙織ちゃんと声が揃ってクスクス笑った。


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