先輩の彼女にしてもらいました
コンコンとノックする音がして、沙織ちゃんが保健室のドアを開けに席を立つ。

「あ、先輩違いますよ。すずなちゃんはミルクティーがすきなんですよ。それはストレートティーですから」

沙織ちゃんと、先輩がヒソヒソ話す声が聞こえた。

「あ、そうか、間違えたっ。買いなおしてくる」

先輩の声がしたので、私はベッドから降りる。

「つばさ先輩?いいですよ、どちらでも」

カーテンを開けて保健室のドアの外に立っている先輩に笑いかける。

「あっ」

先輩は、目が合った途端、ちょっと横を向いた。

「外で待ってるから、準備できたら送っていくよ」

それだけ言って、恥ずかしそうにドアをピシャリと閉めてしまった。
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