先輩の彼女にしてもらいました
「そんな顔しないで。今日は疲れてるんだから、余計なことは考えないでゆっくり体を休めないと」

先輩が、少しかがんで私の顔を覗きこむ。

「俺は蒼井さんの味方だから。話したくなったらなんでも聞くよ」

「先輩」

先輩は、さっきの私の様子がおかしかったことに気づいているのかもしれない。

そうじゃなきゃ、こんなに私を気遣うような心配そうな顔はしないはずだから。

「県大会、頑張るから試合見に来て。
勝ってインハイの全国大会へ出場する。見てて、蒼井さん」

私の両肩をグッと掴んで、先輩は穏やかに宣言する。

彼のきらきら光る瞳には自信が満ち溢れているように見えた。

「うん、絶対応援にいくよ、先輩」


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