先輩の彼女にしてもらいました
「こら、岳、なにやってんのよ」

「つばさ寝てるし、起こしても起きないから」

「つばさつばさ、起きなさいよ、コラッ」

ボスッと鈍い音がしたので、枕かなにかでつばさ先輩が殴られたのではと思って、ハラハラする。

「いってーな、なにすんだよ、桜」

くぐもった、先輩の声は不機嫌だ、

今度こそ、つばさ先輩の声がしたのでようやく、ホッとした。

「つばさ、彼女から電話だぞ、ほらでろ」

「え、蒼井さんから?」

「つばさ先輩ですか?蒼井です」

「ああ、うん。ごめん、俺、寝てたみたい。今、岳と桜が部屋にきててさ」

「ごめんなさい、大谷先輩に変なこと言ってしまって。つばさ先輩と間違えてしまって。つばさ先輩から謝っておいてもらえませんか?」

少し間をおいてつばさ先輩が、まだ眠そうな声で返事をする。

< 203 / 450 >

この作品をシェア

pagetop