先輩の彼女にしてもらいました
先輩が、あんな風に言ってくれたんだから私もいつまでも、気にしていたくないなって本気で思いはじめていた。

ブレザーを脱ぐくらい、なんでもないことだって思った。

胸のせいで、いろんなことを諦めてきた。

だけど、先輩とのことだけは大切にしたい。

先輩がくれた言葉を大切にしたいんだ。

そのためには、もっともっと勇気をだしたい。

「おはよ、蒼井」

朝練を終えた時田くんが、教室へ入ってくるなり私に挨拶してくれる。

だけど、ハッとしたような顔をして一瞬その場で固まっている。

「おはよ、時田くん、昨日はごめんね」

「いいって、いいって。あ、じゃあな」
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