先輩の彼女にしてもらいました
「すずなちゃん、ついにブレザー脱いじゃったね、凄いわ、先輩パワー」

私は条件反射のようにバッと腕で自分の胸を隠してしまう。

「あー、ダメダメ、そんな仕草したら男子が余計興奮するから、普通にしとかなきゃ」

「う、うん、ありがとう。沙織ちゃん」

7月になってようやく、ブレザーを脱いだのなんて私だけだろうな。

本当は、朝から緊張してドキドキしていたけれど、先輩が昨日あんな風に励ましてくれたのを、無駄にしたくなかったから。

「気持ち悪いなんて思ったことは一度もない」
「女性らしくて綺麗だと思うよ」
「誰がなんと言おうと、俺が君の胸が好きって言ってるんだからそれでいいだろ」

昨日の先輩の言葉を思い出して胸がキューンとする。
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