先輩の彼女にしてもらいました
あ、もしかしたら時田くん気分が悪いのかな。昨日、海江田さんに突き飛ばされたからほんとは、ケガでもしてるとか。

「大丈夫かな、時田くん、どこか痛いのかな」

「心が痛いんだよ、トッキーは。あーあ、すっかりすねちゃってるよ、あれは」

沙織ちゃんが意味ありげに私を見る。

「すずなちゃんが、先輩とイチャイチャしてるの見るのが辛いのかもよ」

「え、もしかしたら、時田くん、私だけつばさ先輩と話してたから、すねちゃったのかな」

「・・・・」

だって、つばさ先輩は、バスケ部のエースで後輩にも慕われているし、せっかくうちのクラスにきてるんだから、時田くんだって少しは構ってほしかったのかも。それなのに、私が独り占めしちゃったから。

「まあ、なんでもいいけど、後で慰めてあげて。すずなちゃんが、話しかけてくれたら時田くん、いっぺんに元気になるんだから」

ちょっと、投げやりな言い方だったけど、沙織ちゃんはニッコリ笑う。

そっか、じゃあ後で、時田くんに、ごめんねって謝っておこうかな。

それにしても、先輩、次の休み時間にもきてくれるのかなぁ、きてくれたらいいな。


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