響くんとは付き合いません!!
響くんの手が、私の肩に触れる。
いとも簡単に私の身体は押し倒され、響くんの体重も加わったベッドがきしむ。
抵抗する力もない私はすんなりと覆いかぶさられてしまった。
「ひ…びき、くん…?」
私の両手に、大きな両手が重ね合わされる。
指が絡み、目が合った瞬間にキスを落とされた。
「んっ……!?」
深く押しつけられた唇がむさぼるようように動く。
「んんっ…」
下唇を甘く吸われるたび、わずかな隙間から熱い吐息と声がもれる。
「はぁっ……や、やめっ…!」
私の息も、声も響くんの口の中に吸いこまれてしまって。
甘い刺激に、真っ白になった頭の中をぐちゃぐちゃに掻き回されてしまう。