響くんとは付き合いません!!
「っていうか、響くんは授業に戻ってください。ついでに職員室から、保健の先生を呼んでもらえたら助かります…」
「もしそれを、やだって言ったら?」
「困ります…」
もしこの熱が風邪のせいだとすれば、響くんにうつしてしまうし。
保健の先生だって、いつ戻って来るかもわからないし…。
自分で呼びに行こうにも、もう上半身を起こしたこの状態でもつらいから歩くのはきつい。
「でも……授業も始まってるし…」
「もともとサボるつもりだったから関係ない」
「響くんに風邪がうつっちゃう…」
「なんなら、俺がその風邪もらってやるよ」