響くんとは付き合いません!!
「妬いてんじゃん。もしかして俺のこと好きなの?」
「ち、違いますからっ!」
妬いてるって認めたりなんかすれば、私の気持ちがバレてしまう!
「へぇ…。本当のことを言わないんだったら、むりやりにでも言わせてやろうかなぁ」
「なっ……にを、するつもり?」
響くんはふっと口の端をいじわるくつりあげ、私のブラウスの上から2番目のボタンに手をかけた。
「これからする質問に嘘をついたら、ボタンひとつずつ外す」
「えっ……ちょっ、待って!」
ブラウスのボタンを外そうとする響くんの腕を掴む。
引き離そうとしても、高い熱のせいでうまく力が入らない。