響くんとは付き合いません!!
最上階の、エレベーターからいちばん近い部屋が響くんの家らしい。
「響ー、来たぞー。大丈夫かー?」
インターホンも押さずガチャリとドアを開ける結崎くんは、響くんの家にはもう数えきれないくらい来てるらしい。
「入るねー」
奈央ちゃんも同じみたいで、靴をぱっぱと脱ぐと結崎くんに続いて中に入っていった。
「おじゃましまーす……」
お父さんもお母さんも仕事かな?
誰もいないみたい。
玄関からして広いから、リビングなんてびっくりするくらい広いのかな。
なんて思ってドキドキしていたけど、響くんの部屋は玄関から入ってすぐの部屋だからリビングは見られなかった。