響くんとは付き合いません!!
「あーっ、すごいっ!ゾウだ!ゾウがいるーっ!」
ゲートをくぐってすぐに目についたのは、正面の檻の中にいる2頭のゾウだ。
「ゾウくらいは見たことあんだろ?」
「ないですよー!地元の動物園にゾウはいなかったですもん」
「マジ?どんだけ田舎に住んでたんだよ。満瑠の家の周りってぜったい田んぼばっかだろ?」
「まさしく田んぼばかりです」
私の地元は、いま住んでいる都会とはまるで違う。
大きなゲームセンターもないしデパートもないし、高層マンションもなかった。
「へー、いつか行ってみてぇなぁ。俺、田舎ってなんか落ち着くから好きなんだよな」
「なにもなくてつまんないから辞めた方がいいですよ」