響くんとは付き合いません!!
「何もないのがいいんじゃん」
「そうですかぁ?私はこっちの都会の方がぜんぜんいいと思いますよ」
地元は田んぼばかりだから、中学生のころはカラオケに行きたくても電車で1時間かけないと行けなかったんだから。
往復で2時間もかかれば、放課後にカラオケなんてできないし。
だから学校帰りは、公園でおしゃべりってのが定番だった。
「あぁっ、あっちにはホッキョクグマがいる!すごーいっ、やっぱり大きいなぁ!」
響くんと話しながら、横目で動物を眺めながら歩いていると。
先に人だかりを見つけて、視線の先にホッキョクグマも見つけた。