響くんとは付き合いません!!
「やっぱ可愛いな。満瑠の笑顔、すげぇ好きだわ。ぎゅってしたくなる」
「もっ……もう!こんなひとけの多い場所でそんなこと言わないでくださいっ!」
「その照れた表情。たまんねぇなぁ〜、可愛すぎる」
「照れてません…っ!変なことばっか言わないでくださいっ!」
いたずらが成功して喜ぶ子どものように笑う響くんから、火照った顔をぷいっと逸らした。
「お、満瑠。満瑠が見たかったパンダが向こうにいるぞ」
「えっ、本当!?見たいっ!」
その後も響くんと並んで園内をのんびり歩きながら、半周したところでパンダ舎を見つけた。