響くんとは付き合いません!!
ふんっ、と背中を向ける。
響くんが焦った様子で私の視界に飛びこんできた。
「いやでもっ!それは過去のことだからな?な?今はもう女遊びはしてねぇから!」
「へぇ、そうですかー」
付き合ってるわけでもない、好きでもない子とたくさん関係をもってきたから?
だから付き合ってない私にも、なんの躊躇いもなくキスできたってわけね?
ふーん、そうかそうか。
私の方は、慣れないキスにドキドキしすぎて
死にそうだったっていうのにさ。
響くんは恥ずかしがる様子なんて、少しもなかったもんね。