はつ恋の君をさがしてる
「改めて自己紹介しますね。私は相良実咲。燈真さんとは結婚して3年目です。仕事は小児科クリニックで医療事務をしてるの。」

実咲さんはとても丁寧に話す人だなぁって思ってうらやましいなった。
私はいまいち敬語の使い方が下手だから…。

「えっと、私は澤田鈴加です。23歳で、仕事は保険会社の事務をしてます。」

なんとか自己紹介はしたけれど、私はちょっと緊張しすぎて言葉が続かなかった。
そんな私に実咲さんは積極的に話しかけてくれる。

「保険会社って営業の方ですか?」
「いえ、私は保険金を支払う方の仕事なんです!でも高卒だから難しい仕事はさせてもらえないんで、補助的な仕事ですけど」

「なるほど!保険会社って営業ばっかりしてるんだと思ってました!そうですよね~請求してるんだから支払う仕事もありますよね!」

実咲さんが感心したように言うので思わず笑ってしまう。
それに実咲さんも笑いだして、私たちはあっという間に打ち解けた。
そして実咲さんはさっきまでの丁寧な話し方がコロッと普通に変わる。

「ごめんね♪私、仕事で患者さんに丁寧に話す癖ができてて、ついつい堅苦しくなっちゃうのよね~燈真さんとは普通にはなすんだけどね♪」

あまりの変わりようにちょっとびっくりしたけれど、話しやすくなって嬉しい。
それからは恋バナや仕事の話や、相良先生とのなれそめまで色々おしゃべりした。
とにかく楽しかった。

気が付いたらすっかり時間が経過していてあわただしく別れて部屋に戻って夕食の支度をするはめになった。

実咲さんとはまた次の休みにおしゃべりする約束をしてアドレスの交換をして別れた。
芽衣子意外に女の子の友達がいなくて、本当に嬉しかった。
< 93 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop