初恋の君と、最後の恋を。

元来た道を引き返す。
後ろは振り返らない。


好きという言葉は、"ありがとう"と呑み込まれて。

私の告白など、取るに足りないことだろう。
彼の心には少しも響いていないんだ。






黒瀬 良斗。

最初は見ているだけだった。

憧れの先輩だった。


高校1年生の頃、何度か話ができて
それから一方的に想いを寄せている。



理想の王子。

恋する相手は黒瀬先輩以外にはいないと、
思うのだ。

< 12 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop