愛されたい、だけなのに。〜卒業から少し経ったお話〜
私よりもまだ小さい身体ー…こんな小さな身体で、こんなにも沢山の想いを抱えていたんだと思うと、涙が出る。
「勉強ぐらい教えてあげる。私で良かったら友達になろう。お母さんに叩かれるのが嫌なら、私からもお願いしてあげる」
結芽ちゃんの涙で、肩が濡れているのがわかる。
「だから、生きることを諦めないで。たくさん迷惑かけてもいいから、死ぬことしか選択肢がないなんて言わないで。死んだら、何もしてあげられないから」
これが私の今の、精一杯の気持ち。
お願いー…結芽ちゃんに届いて!!!
抱き締める力がより一層、強まる。