青色の輝き
その後も、オムそば、たません、フランクフルトやスイーツ等々、俺の財布の金を使い果たすまで食べ尽くした。



こんなこともあろうかと、一応お金を多めに持ってきたのは正解だったか…。




そして、散々食べた後、白石はお化け屋敷の前で立ち止まった。




「ここ、入りたい」




そう言いながらも白石は少し怯えている。




「白石、おばけ屋敷怖くねぇの?」



「怖いよ?」



「は?」



「だって栞里が楽しかったって言ってたもん!」




多分、楽しかったの意味が違う気がする。



白石は口を膨らませてぷくぷくしている。



かわいい。




「別にいいけど、後悔するなよ?」



「うんっ」



白石は嬉しそうに微笑むと、お化け屋敷の中に入る。



俺もポケットに片手を突っ込んで白石の後ろを歩く。




「…真っ暗だな」



「…ふ、二井くん?」



「あ?」
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