キミに好きって言えなくて。
それでも吉沢の手を離したくなくて握ってると、吉沢にぱっと離されてしまった。
まぁそーだよな。どこかに行ってしまったとはいえ、奏汰に見られたら大変だもんな。
なんて少ししょぼくれた気持ちでほかの3人を待っていても、一向に戻る気配がない。
もしかして、これも希の計らいでふたりきりにしてくれてんじゃねぇか?
そう思って俺は今しかないであろうチャンスだと思って気持ちを伝えようと思った。
でもそんな時、
「ねぇねぇ、綾瀬。
今日の後夜祭なんだけど、
花火、一緒に見ない?」
と吉沢から言われた。
俺と?
と思ったけれどたぶん、吉沢は気をつかってくれて奏汰と吉沢の中に俺を誘ってくれたんだと分かった。