キミに好きって言えなくて。
なんとなく、きまずい空気が流れる中、言葉を発したのは吉沢だった。
「みんな来ないね??
仕方ないから、2人で回ろっか??
そんな吉沢に俺は頷いた。
きっと、これが、吉沢を独り占めできる最後の時間だ。
そう思うとすごく悲しい気持ちになる。
でも、そんな顔はしてらんねぇから俺は精一杯笑った。
吉沢もなんとなくぎこちない笑顔だったから、
やっぱり奏汰と回りたかったのかな?とか、
やっぱり奏汰と何かあったのかな?
そんなことばっか頭にうかんで全然ふたりの時間に集中することが出来なかった。
だんだん後夜祭の時間が近づいて、だんだん吉沢と分かれの時間が近づく。