キミに好きって言えなくて。
奏汰とどこで待ち合わせしてんの?
と聞きそうになったけど、やめておいた。
奏汰と吉沢が2人でいる姿なんて、今の俺は見たくない。
吉沢と別れると、俺は1人寂しく賑わう校舎や運動場を歩いた。
どいつもこいつも腹立つなー。
なんて思うけど、こうなってんのも俺のせいだろなんて、自虐的になる。
花火なんて見たらまた夏祭りの吉沢思い出すだろーが。
なんて思って俺は人気の少ないきっと、花火が綺麗に見えないであろう校舎に向かった。
バカップルがちらほらいて、イチャイチャしてるけど、二人の世界に入り込んでて寂しい1人の俺の事なんて目に入っていない。
俺が図書室に入ると、いつもは静かなのに、賑やかな飾り付けがされていてまさに今日が文化祭なんだと改めて思った。