キミに好きって言えなくて。
俺への気持ちをいっぱいいっぱいになりながら
伝えてくれる彼女が愛しくて、
俺は「もういいよ」と彼女を再びぎゅっと抱き締めた。
「十分伝わったから。
これからは、俺も素直になる。
吉沢にしっかりと思い伝えるから。
俺の彼女になってくれる?」
俺の言葉に「うぅ〜」と泣き出した吉沢は俺の腕の中でコクリと大きく何度も頷いた。
そして、しばらく「嘘みたい...」と泣いて、泣き止む頃には花火ももう終盤に差し掛かっていた。
「お前、1個も花火見えてねぇだろ」
そう言うと、
「花火なんていいもん!綾瀬が居てくれるから」
なんて可愛いこと言ってくれる。
やっと泣き止んだ彼女に俺は、ずっと気になっていた質問をした。
「お前、このドレス着たかったの?」
「うん。これ着て、好きな人と写真撮れたらな...って。」
「だったら、撮ろうぜ?俺も撮りたい」
吉沢の可愛い願いを叶えたいと思った俺はそう提案したのに、吉沢はううんと首を横に振った。