キミに好きって言えなくて。



「なんで?」



「だって...泣きすぎて、私ブサイクだもん!」




そんな事を言う彼女はやっぱり相当愛おしい。



「バカか、お前。

吉沢がどんな顔してたって、


俺にとっては全部大事な表情なんだよ。



お前のどんな顔だって、俺は見逃したくねぇんだから。



しかも俺のために流してくれた涙だろ?



そんなの、ブサイクとか思うわけねぇじゃん。」




そんな俺の言葉にさらにグスンと涙を流し始めた。




「あーもう!ほんっとお前、可愛いな。」



俺はもう我慢できなくなって、ポッケに入った携帯を取り出して、
俺の胸で泣いている彼女の写真を撮った




「ちょっと〜!もう!撮らないで!」




そんな俺の行動に必死に涙を止めて抵抗する吉沢。





「陽葵...」





そんな彼女に、ずっと呼びたかった名前を呼ぶと



「なに?.....千景」




と少し笑って返してくれた。




< 170 / 173 >

この作品をシェア

pagetop