キミに好きって言えなくて。
「なんで?」
「だって...泣きすぎて、私ブサイクだもん!」
そんな事を言う彼女はやっぱり相当愛おしい。
「バカか、お前。
吉沢がどんな顔してたって、
俺にとっては全部大事な表情なんだよ。
お前のどんな顔だって、俺は見逃したくねぇんだから。
しかも俺のために流してくれた涙だろ?
そんなの、ブサイクとか思うわけねぇじゃん。」
そんな俺の言葉にさらにグスンと涙を流し始めた。
「あーもう!ほんっとお前、可愛いな。」
俺はもう我慢できなくなって、ポッケに入った携帯を取り出して、
俺の胸で泣いている彼女の写真を撮った
「ちょっと〜!もう!撮らないで!」
そんな俺の行動に必死に涙を止めて抵抗する吉沢。
「陽葵...」
そんな彼女に、ずっと呼びたかった名前を呼ぶと
「なに?.....千景」
と少し笑って返してくれた。