ちゃんと伝えられたら
私はニッコリと微笑んで、会議室に向かった。

「篠田です。」

私は会議室の入口をノックする。

「ああ、入りなさい。」

課長の声が聞こえた。

「そこに座りなさい。」

課長は机の上で手を組みながら、にこやかに迎えてくれた。

私はおずおずと椅子に座る。

「坂口くんとはうまく仕事をしているようだね。」

「はい。」

私はやっぱり専属の話だと思い込んでいた。

課長は表情を強張らせると、一瞬間をおいてから私を見た。

「篠田さんには今のプロジェクトから離れてもらう事になった。」

少し言いにくそうな課長の様子。

< 198 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop