ちゃんと伝えられたら
「えっ?」

「取引会社からそう連絡が来てね。篠田さん、君は何かミスでも犯したのかね?」

「そんなはずは…。」

私はただただ驚くばかりで、そう言うのが精一杯だった。

「そうだろうね。私が見る限り、そんな様子は見受けられないし、坂口くんからもそんな報告も受けてはいないし、ましては…。」

課長は言いかけた言葉を飲み込んだ。

「坂口さんはこの決定を知っているんですか?」

私はショックを隠して、課長に聞く。

「まだ話していない。本当は二人が一緒の時に話をしようと思ったんだが、もう坂口くんは出てしまったようだし。」

私はがっくりと肩を落とす。

もうこれは決定事項なのだろう。

「取りあえず、私からも坂口くんから事情を聞いてみるから。それまでは今の仕事を続けていてもらえるかな。」

「そんな簡単に終わる量じゃないんですが…。」

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