ちゃんと伝えられたら
私は慌ててパソコンの時間を見た。

「もう1時?」

「そうだ、会議録も見せてもらいたいところだが、その前に昼食にしよう。」

「はい、すいませんでした。」

私は坂口さんの話にまだうわの空だ。

「篠田はいつもお弁当持参だったよな。」

坂口さんの言葉に私はやっとハッとしてうなずく。

「これからは弁当を持ってこなくてもいい。外回りすることもあるだろうし…。」

ついに坂口さんは笑い出し、言葉を続けた。

「今日みたいに昼の時間が仕事の都合でずれ込むと、食べる時間も無くなるかもしれないし。」

「でも…。」

私は節約をするために、お弁当を持参しているのだ。

お弁当を持ってこないという事は、外食か都度自分で調達をするという事になる。

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