ちゃんと伝えられたら
料理する事が好きな私は当たり前のように返事をした。

「じゃあ、今日は俺がお昼をごちそうしよう。その代わりその弁当は夕食にでも回せ。」

「今からですか?」

私が返事するより早く坂口さんは立ち上がった。

「時間が勿体ない、急げ。」

「はい。」

私は返事をして歩き出したが、何とか坂口さんについていくので精一杯だ。

どうしよう…、坂口さんはすごく歩くのが早い…。

私にこれからついて行けるだろうか。

小走りでついて行くのも限界だ。

ついに前を歩く坂口さんと距離が出来始めた。

私は仕事以外でも遅くて、坂口さんの足をひっぱってしまう。

私はついに立ち止まってしまった。

< 40 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop