ちゃんと伝えられたら
「考え過ぎだとは思うんですけど、今の私はそれほど自信がないんです。」

坂口さんにとっては他愛もない事かもしれないけれど、私には大きな事なのだ。

「分かった。今はとりあえずラーメンを食べてしまおう。」

私達はそれぞれにラーメンを食べる事に集中する。

私は沢野さんの言葉を思い出していた。

-坂口さんは意外と篠田の事をちゃんと見ているんだから。-

そうかもしれない。

私のペースでこのプロジェクトに向かい合おう。

さっきのわくわくした思いも信じたい。

漠然とそんな思いがこみ上げてきた。

そろそろ食べ終わる頃。

道人さんがやっと少し手が空いたようで戻って来てくれた。

「どうだった?」

道人さんは交互に私達を見る。

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