教育係の私が後輩から…
あれ…?
いつのまにか寝てしまっていた様で、気が付けば私はベットにいた。
あっやばい!
慌ててパソコンを開くと、全て出来上がっていた。
え?
だれが?
誰がって誠一郎しかいない事は分かっている。
でもその誠一郎は部屋を見渡しても、姿がないのだ。
何処行ったのかと思ってると、ドアが開き、誠一郎が姿を現した。
「おはようございます。」
「あんた何処行ってたのよ!?」
「車取りに行ってました。そろそろここ出ないと間に合いませんよ?」
「え?車って…鍵は?」
「鍵ならありますよ? ここに?」
「昨日落としたって…見つけたの?」
「あーごめんなさい。
あれ、嘘です!」
「はぁ!?
どう言うことよ!?
話によっては許さないから!!」
「まー話は車の中でしますから、
マジ急がないと間に合わなくなります!
先輩、そのまま出社しますか?」
え?
部屋一面に張り無巡られた鏡を見れば、ボサボサの髪で、化粧は剥がれてる。
醜い私がいた。
「じゅ、10分待って!
すぐシャワー浴びてくる!」
今のラブホは凄いもので、(昔のラブホがどんなものか知らないけど?)アメニティーは勿論、下着まで買えるのだ。
私は急いでシャワーを浴びて、化粧は車の中でする事にしてた。
着替えは会社のロッカーに入ってる!
よし!急げ!
「ごめん。ここから会社までどれだけかかるかわからないから、車の中で化粧させて?」
「その方が良いですね? それにしても先輩の素顔始めて見ましたけど、全然変わりませんね?」
会社ではケバイだなんだと言われてるが、私のメイクはクイックメイクで、ほとんどしてないに等しい。
「私の話は良いから、そろそろ説明して貰いましょうか!?」
誠一郎は運転しながら、ゆっくり話してくれた。
私の余裕の無さや、嫌がらせの電話で疲れているであろう事。
「電話の事気付いてたの?」
「ええ。」
「そっかー…私そんなに余裕無かったかぁ…」
「あそこの丘、昔、祖父に連れて行ってもらった事があるんです。当時ラブホテルは有りませんでしたけど、見つけた時にはラッキーと思って?」
誠一郎はあわよくば、私と関係をもとうと思ったと話した。
「何がラッキーよ!?」
「すいません…でも、先輩の事好きなんです。僕のこと真剣に考えて貰えませんか?」
「考えられない!」
「どうしてですか!?」
「私なんて年上だし、可愛いげ無いし
ぜんぜん女子力無いし…」
「先輩、俺をあんまり見くびらないで下さいね?
先輩がどれだけ仕事に一生懸命だか知ってます。誰よりも優しい人だってことも?
祖母からもあなたの事は聞いていました。
だから…」
「………」