幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



キス、マーク……?


「……き、キスマーク!?」


教室で、なかなかの声のボリュームで叫んでしまった。


教室にいた子たちの視線が一気にこちらに向いた。



ひぃぃ、やってしまった。
なんて言葉を大声で叫んでしまったんだ…!



「は、榛名くんってば、なんでこんなのつけるの!?……こ、これどうやったら消えるの!?」


あわてるわたしに、杏奈がズバッと言ってきた。


「あのねぇ、キスマークってのは簡単に消えないもんなの。それに、そんなのつけられる隙を作った雛乃も悪いでしょうが!」


「うっ……え、わたし悪いの!?」



「当たり前でしょ!隙だらけだから、榛名くんに好き勝手されてるの」


「えぇ……」



「少しは危機感持たなきゃ、この先何されるかわかんないよ?」


杏奈はそう言うと、いったん自分の席に戻り、カバンの中からポーチを持ってきて、中から絆創膏をくれた。

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