幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
リビングに行くのをやめて、自分の部屋に戻り、ベッドに飛び込んだ。
「はぁ……」
両手で顔を覆って、目を閉じる。
なんだ、この気持ち……。
またしても、わたしはわけのわからないモヤモヤに襲われている。
榛名くんは、わたしのことが好きだと言った。
それなのに……榛名くんは今、きっとわたしじゃない女の子と一緒にいるんだ……。
嘘つき……。
わたしのこと好きって言ったくせに、
他の女の子といるなんて……何を考えてるの?
女の子と一緒にいるという確証はない。
本人に直接聞いたわけでもないけど……。
胸がざわついて、おさまりそうにない。
どうにか自分を抑えたくても、考えれば考えるほど、悪いほうにしか捉えられない。
ほんとに……榛名くんは、
よくわからなくて、ずるい人だ……。