幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
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あれから家を出て、急いでバスに乗って、走って学校に向かった結果、なんとか遅刻は免れた。
ホームルームが始まるスレスレに教室に入ってしまったせいで、何も準備ができていないので、ホームルームが終わって1時間目が始まるまでの時間で準備をしていた。
すると、杏奈がニヤニヤしながらわたしの席までやってきた。
「おはようおはよう雛乃さん。朝からイチャイチャご苦労さまでーす」
「その言い方どうにかしてよ…!別にイチャイチャなんてしてないんだから!」
「えー、どうかねぇ。怪しいもんだわ」
「あ、怪しくない!!」
最近学校が始まってから、杏奈はわたしを茶化すのが楽しみになったみたいだ。
夏祭りの一件から、榛名くんと付き合うことになったのを杏奈には報告済み。
夏休み中だったから、電話で報告したんだけど、その時に杏奈が、「はぁぁ、やっとくっついたかーー。いやー、長ったわー」と言いながらも、最後は祝福してくれた。