幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



そんなわたしを見て、楽しそうにしながら、教室を去っていった。


そのあと、学年集会が始まるまで、杏奈に質問攻めをされた。


「ちょっと、どういうこと!?なんで榛名くんが雛乃のリボン持ってるの!?まさか一緒にどこかに泊まったの!?」


とか


「まさか榛名くんとそういう関係になったの!?わたしが知らないところで!?」


杏奈のいろんな妄想と勘違いが炸裂しすぎて、抑えるのに大変だった。



教室では答えにくいので、とりあえず廊下に出て、昨日あったことを話した。


榛名くんと図書室で偶然出会ってキスされて、おまけに半年間一緒に住むことが決まったこと。



全て話し終えると、杏奈は興奮しながら、「えぇぇ!!何そのおいしい展開は!!いいじゃん、あの榛名くんと一緒に同居してるなんて!」と、1人盛り上がっていた。

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