幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



みんなが騒ついてるっていうのに、そんなの全く気にせずに。


「ほら、こっちおいで。つけてあげる」


そう言って、わたしに近づいてきて、
シャツの1番上のボタンを外されて

榛名くんの手によって、パチっとリボンがつけられた。



「せっかく届けてあげたのにお礼は?」

「あ……いや、えっと……」


正直それどころじゃないんですけど!
周りを見てくれませんかね!?

すごーい注目されてますけど!!


この状況に気づいて、わたしの反応を見るのを面白がっているような気がする。



フッと笑って、片方の口角を上げながら

わたしの耳元でそっと


「お礼はまた夜にちょーだいよ」

「っ!?」


周りに聞こえたか心配して、おまけに意味深なことを言ってくるものだから、顔がボッと赤くなってしまった。

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