限りない愛~甘い彼に心揺れて~
なにかを妄想しているって、私そんなに分かりやすい顔をしていた?
畑野さんはぼんやりしていた私に苦笑しただけで、資料を渡してきた。説明と言われても、この案件に関わっていないから、何をどう説明したら……そもそも、これを社長に説明するのは部長の役目ではなかっただろうか。
チラリと部長のデスクに目を向けるが、そこに部長はいない。しかし、部長が多忙で不在だからと私が代理で行くのはおかしい。課長に行ってもらうべきなのでは?
私の疑問に畑野さんが答えてくれる。
「説明するのは部長の予定だった。それがね、社長秘書に都合を聞くために連絡したら、なぜか宮坂さんに来てもらいたいと言われたんだよね」
「私にですか? でも、内容を知らないんですが。教えてもらえますか?」
「もちろん今から説明するから、粗相のないよう伝えてきてね」
粗相のないようにとは、なかなか難しい。ミーティングルームで説明を受ける。詳しい内容については共有フォルダに入っているからそれを見るようにと言われ、重要な点だけを畑野さんは説明した。
畑野さんはぼんやりしていた私に苦笑しただけで、資料を渡してきた。説明と言われても、この案件に関わっていないから、何をどう説明したら……そもそも、これを社長に説明するのは部長の役目ではなかっただろうか。
チラリと部長のデスクに目を向けるが、そこに部長はいない。しかし、部長が多忙で不在だからと私が代理で行くのはおかしい。課長に行ってもらうべきなのでは?
私の疑問に畑野さんが答えてくれる。
「説明するのは部長の予定だった。それがね、社長秘書に都合を聞くために連絡したら、なぜか宮坂さんに来てもらいたいと言われたんだよね」
「私にですか? でも、内容を知らないんですが。教えてもらえますか?」
「もちろん今から説明するから、粗相のないよう伝えてきてね」
粗相のないようにとは、なかなか難しい。ミーティングルームで説明を受ける。詳しい内容については共有フォルダに入っているからそれを見るようにと言われ、重要な点だけを畑野さんは説明した。