限りない愛~甘い彼に心揺れて~
畑野さんはこの後、部内会議に出席する予定だから、のんびり説明している時間がなかった。時間がないのは私も同じだった。社長のスケジュールの都合上、30分後には社長室に行かなければならない。
細かい部分もひと通り目を通すが、質問されたら答えられる自信がない。
不安な気持ちで、資料とパソコンを持って、社長室に行く。とりあえず何か聞かれたら、ファイルを見るしかない。
エレベーターを降りて、一番奥にある社長室へと重い足を進ませていると専務室のドアが開き、専務秘書の豊川さんが出てきた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です。宮坂さん、どちらへ?」
「社長室です」
「えっ、社長室?」
豊川さんはビックリした顔をしたが、私は「はい」とだけ返事をして進む。のんびり事の成り行きを話す時間はない。約束した時間に遅れてはいけない。
社長室のドアをノックするとすぐに開かれて、社長秘書の方に入るようにと促された。ここで社長と対面するのは二度目である。
前回は広報部に配属になったことでの挨拶に来て、社長は緊張する私に優しく応対してくれた。
細かい部分もひと通り目を通すが、質問されたら答えられる自信がない。
不安な気持ちで、資料とパソコンを持って、社長室に行く。とりあえず何か聞かれたら、ファイルを見るしかない。
エレベーターを降りて、一番奥にある社長室へと重い足を進ませていると専務室のドアが開き、専務秘書の豊川さんが出てきた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です。宮坂さん、どちらへ?」
「社長室です」
「えっ、社長室?」
豊川さんはビックリした顔をしたが、私は「はい」とだけ返事をして進む。のんびり事の成り行きを話す時間はない。約束した時間に遅れてはいけない。
社長室のドアをノックするとすぐに開かれて、社長秘書の方に入るようにと促された。ここで社長と対面するのは二度目である。
前回は広報部に配属になったことでの挨拶に来て、社長は緊張する私に優しく応対してくれた。