限りない愛~甘い彼に心揺れて~
パチパチ……
はっ!
昨夜のことを思い出し、現在の状況に辿り着いた時、拍手の音が耳に届いた。役員紹介と挨拶が終わり、役員が壇上から降りていくところで社員がそれを拍手していた。
いけない……聞いていなかった。
慌てて拍手をする私は、その様子に気付いたらしい最後に降りる副社長と目が合う。
もしや、ちゃんと話を聞いていないのがばれて、やっぱり解雇に値する人間だと決断したのでは……。
もう絶望的だ。
「宮坂さん、今度はどうした?」
「あ、緒方さん。どうしましょう……」
私は頭を抱えてうずくまっていた。
その状態のままで、目線を上にあげると二年先輩の緒方健(おがたたける)さんが心配そうな顔で声をかけてきた。
緒方さんは同じ総務部に所属していた人で、いつも何かと気にかけてくれていていろいろと助けてもらっていた。
「さようなら……」
「えっ? ちょっと、突然なに?」
「もう私、終わりなんです」
「意味分からないんだけど、とりあえず立って。大丈夫? 立てる?」
「はい……えっ?」
はっ!
昨夜のことを思い出し、現在の状況に辿り着いた時、拍手の音が耳に届いた。役員紹介と挨拶が終わり、役員が壇上から降りていくところで社員がそれを拍手していた。
いけない……聞いていなかった。
慌てて拍手をする私は、その様子に気付いたらしい最後に降りる副社長と目が合う。
もしや、ちゃんと話を聞いていないのがばれて、やっぱり解雇に値する人間だと決断したのでは……。
もう絶望的だ。
「宮坂さん、今度はどうした?」
「あ、緒方さん。どうしましょう……」
私は頭を抱えてうずくまっていた。
その状態のままで、目線を上にあげると二年先輩の緒方健(おがたたける)さんが心配そうな顔で声をかけてきた。
緒方さんは同じ総務部に所属していた人で、いつも何かと気にかけてくれていていろいろと助けてもらっていた。
「さようなら……」
「えっ? ちょっと、突然なに?」
「もう私、終わりなんです」
「意味分からないんだけど、とりあえず立って。大丈夫? 立てる?」
「はい……えっ?」