君と出会えた物語。
寝れなくて朝までずっと引っ越しの準備をした。
コンコンっ
「朱莉様おはようございます。朝ご飯の用意出来ましたよ。」
「はい。」
朝食を済ませて準備をして家を出た。
ばあやとも今月で会えなくてなってしまう。
この家の買い手の人がばあやをそのまま雇ってくれることになったと聞いて安心と寂しさで複雑な気持ち。
「朱莉〜!おはよっ。」
「おはよ。」
「江美も結海もおはよう!」
2人の笑顔を見てると少し元気になれる。
「朱莉寝てないの?」
「夏休みだから生活習慣可笑しくなっちゃって。」
「無理しないでね。」
ポンっと肩を叩く結海。
なんでもすぐバレるし、結海には隠し事なんか出来ないな…。
「2人とも早く早く〜!」
相変わらずな江美は無邪気にはしゃいでいてすごく安心する。
なにも変わらない2人にすごく泣きそうになるのをぎゅっと堪えた。