【修正中】狼彼氏と子羊彼女


それから私の中の幸せがどんどん崩れていった
徐々に徐々に幸せが離れていくようなきがした

馨の様態は悪化し…頭を抱えることが多くなった


馨の記憶を取り戻したい気持ちと…
辛い思いをして欲しくない気持ち…

複雑に絡み合う想いが

私の中でどんどんと膨らみかけていった


「桃花〜!どうしたの?最近暗いじゃん!」


「私…どうすればいいのかな?私は馨に辛い思いさせてるだけなのかな?」


寂しいよ


――――…馨


「でもさ…頑張るって約束したじゃん!!どれがいいなんて選択できないもん!!」

「そうなんだけど…」


だって馨がどうしたいかなんてわかんないもん

いつも俺様で馨の気持ちを聞いたことなんて…はっきりいってなかった


だから…

わからないんだもん…




――――放課後――――




いつものように校門で馨を待っていた

でも…

約束の時間になっても馨は来ることはなかった


校門でずっとまっていても途中で雨が降ってきても…

馨が来ることはなかった



ねぇどうしちゃったの?

――…ねぇ


頭がふらついてきた

やっやばい…

倒れ……る

私はその場で気を失った


馨…どうしてきてくれないの?


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