おはようからおやすみを笑顔で。
思わず大きな声を出してしまうけれど、凛花ちゃんはにんまりとした笑顔。
「そうよ。幸せなのは沙耶だけじゃないんだからね!」
「おめでとう! 全然知らなかった……祐くんは知ってたの?」
「知らなかったけど、気付いた」
「気付いた?……あっ」
言われてみれば確かに、凛花ちゃんの左手の薬指に、キラリと光る指輪がはめられている!
凛花ちゃんは言った。
「長い間、誰かさんへの想いを引きずってたけど、思い切って前に進んでみたらとっても素敵な彼に出会えたの! 今はもう、なんであんなに誰かさんのことを引きずっていたのかわからないくらい!」
と。
祐くんは「それは良かった。その誰かさんとやらによろしく」なんてわざとらしく返した。
凛花ちゃんは、なんでもないように明るく話してくれたけれど、きっと〝前に進む〟ということは簡単なことではなかったはず。
弱味は見せないけれど、きっと勇気を出した結果の幸せだろう。
凛花ちゃんらしくて、思わず笑みがこぼれた。
その後も、近しい友人のみのお祝い会は和やかに進んだ。
貸し切りの時間も終わりに近付き、今日一日幹事をやってくれていた神城くんが
「じゃあ最後に、新郎新婦の二人から、これからどんな関係を築いていきたいか聞こうか!」
と話を振ってくる。
「そうよ。幸せなのは沙耶だけじゃないんだからね!」
「おめでとう! 全然知らなかった……祐くんは知ってたの?」
「知らなかったけど、気付いた」
「気付いた?……あっ」
言われてみれば確かに、凛花ちゃんの左手の薬指に、キラリと光る指輪がはめられている!
凛花ちゃんは言った。
「長い間、誰かさんへの想いを引きずってたけど、思い切って前に進んでみたらとっても素敵な彼に出会えたの! 今はもう、なんであんなに誰かさんのことを引きずっていたのかわからないくらい!」
と。
祐くんは「それは良かった。その誰かさんとやらによろしく」なんてわざとらしく返した。
凛花ちゃんは、なんでもないように明るく話してくれたけれど、きっと〝前に進む〟ということは簡単なことではなかったはず。
弱味は見せないけれど、きっと勇気を出した結果の幸せだろう。
凛花ちゃんらしくて、思わず笑みがこぼれた。
その後も、近しい友人のみのお祝い会は和やかに進んだ。
貸し切りの時間も終わりに近付き、今日一日幹事をやってくれていた神城くんが
「じゃあ最後に、新郎新婦の二人から、これからどんな関係を築いていきたいか聞こうか!」
と話を振ってくる。