おはようからおやすみを笑顔で。
この店にはたまに来るけれど、見たことのない店員だった。
パーマのかかった茶髪で、少しツリ目気味の大きな瞳をした、綺麗な女性だった。
地味な私とは明らかにタイプが違っていて、こんな知り合いは私にはいないよなぁ、と思ったのだけれど、胸元の〝瀬林〟というネームプレートを見て、ハッとする。
「もしかして、瀬林 凛花(せばやし りんか)ちゃん?」
そう尋ねると、彼女は「そうだよ!」と答えた。
「沙耶、久し振りだねー! 中学校卒業ぶりかな? この近くで働いてるの?」
「う、うん。このカフェもたまに来るよ……」
「そうなんだ! 私は先週からここでバイト始めたばかりなんだー!」
元気で明るくはきはきした彼女の性格や雰囲気は、昔となにも変わらない。いつでもクラスの中心人物で、リーダー的存在だったあの頃の凛花ちゃんの面影が濃いままだ。
……ただ、当時の私はこの子のことが大の苦手だった。
その理由は、まさに斉野くんが関係している。
小学生時代、斉野くんが私に意地悪をしてするようになってからしばらくした頃、斉野くんのことが好きな女子たちにもいじめられるようになった訳だけれど、その女子たちの中心人物が、この凛花ちゃんだったのだ。
パーマのかかった茶髪で、少しツリ目気味の大きな瞳をした、綺麗な女性だった。
地味な私とは明らかにタイプが違っていて、こんな知り合いは私にはいないよなぁ、と思ったのだけれど、胸元の〝瀬林〟というネームプレートを見て、ハッとする。
「もしかして、瀬林 凛花(せばやし りんか)ちゃん?」
そう尋ねると、彼女は「そうだよ!」と答えた。
「沙耶、久し振りだねー! 中学校卒業ぶりかな? この近くで働いてるの?」
「う、うん。このカフェもたまに来るよ……」
「そうなんだ! 私は先週からここでバイト始めたばかりなんだー!」
元気で明るくはきはきした彼女の性格や雰囲気は、昔となにも変わらない。いつでもクラスの中心人物で、リーダー的存在だったあの頃の凛花ちゃんの面影が濃いままだ。
……ただ、当時の私はこの子のことが大の苦手だった。
その理由は、まさに斉野くんが関係している。
小学生時代、斉野くんが私に意地悪をしてするようになってからしばらくした頃、斉野くんのことが好きな女子たちにもいじめられるようになった訳だけれど、その女子たちの中心人物が、この凛花ちゃんだったのだ。