俺様王子が恋をした
【真優華】

瞬君と恭介先輩の鉢合わせ。
でも、もう大丈夫だよ。


「瞬君!大好きだった!
 でもね、今は他にもっともっと
 大好きな人が出来たから、心配しないで!
 今まで通り、幼馴染しよーね!」

私のその言葉に
『おう』と、私が大好きだった笑顔で
返してくれた。

私の心はすっきり。

先に瞬君がが学校へ行き、2人きりになった。
すると

「よく、彼氏の前で他の男に向かって
 好きとか言ってくれたな?
 しかもただの好きじゃない。大好きだって。」

あ、この顔はまずい。
でも引かない。

「それってもしかして嫉妬ってやつですか?」

絶対そうだよね?
ちょっと怒ってるけどそんなの
気にならないくらい、
私の心は晴れ晴れしていて
顔も緩んでいる。
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