俺様王子が恋をした
「まゆ・・・。」

2人がそっと抱きしめてくれた。

雄大君から話を聞いたのだろうか?
聞いてなくても
2人なら聞かなくても分かってたのかな?

もうわからない。

自分がどうしたらいいのか
先輩になんて言おうか。

そんな自分がとてつもなく嫌だ。



「とにかく戻ろう?
 先生が先に宿に送ってくれるって。」


ここまでしてくれた
2人の優しさと落ち着いたゆずちゃんの声が
少しだけ冷静さを取り戻させてくれた。
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