俺様王子が恋をした
そうだった。

申し訳ない事しちゃったな。

部活に遅刻なんて。

また後で謝ろう…


「ただいま~…」

小さい声で呟くと

「おかえり~」
という声が聞こえた。

え。

リビングへ行くと

「お姉ちゃん…」

最近よく帰ってくるお姉ちゃんが一人で
テレビを見ていた。

「なに、どうしたの。
 明日から夏休みだっていうのに
 そんな暗い顔して。
 恭介君となにかあったなそれは。」

お姉ちゃんには隠し事出来ないな~

でも、一番の相談相手だから
気付いてくれるのが嬉しいんだけどね。

「うん…実はね…」

さっきまでの出来事を話した。
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