俺様王子が恋をした
第六章

やっとこ楽しい夏休み

問題が解決し
やっとこ夏休みらしくなった。

今日はゆずちゃんと美優と女子会。

「それで?先輩とはどうなったの?」

話題はもちろん私たちの事…
断片的にしか話してなかったから
気になってたことだろう。

私は出来事を思い出しながら
ゆっくり出来るだけ細かく説明した。

話し終わると

「ぐすっ…」
鼻をすすりながら泣くのが美優で
無言で頷くのがゆずちゃん。

「そっか、辛かったけど頑張ったんだね。」

そのゆずちゃんの言葉に
涙が出そうになった。

「…うん。」

「でも、辛かったら頼るんだよ。
 絶対一人で抱え込まない事。
 一人で頑張るから強いんじゃないからね!」

「そうだよ!うちらも支えるから!
 泣きたい時は一緒に泣く!」

2人とも…
私は周りの人に恵まれたな。
ゆずちゃん、美優、お父さんお母さん、
そしてお姉ちゃん。
色んな人が私たちの事
応援してくれてるんだね…
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