*If*…もし貴方と出逢わなければ…
▽伝える想い
華蓮side



気まずい沈黙が続く中私は耐えられなくなって蓮に話かけた



『……ねぇ』



「………ん?」



私は覚悟を決めた



『あの時…。告白してくれた時私、嬉しかった…。』



「え…?」



『あの、ね』



胸がキュッーってなる。言葉にしようとすると怖くて声が震えそうになる…。蓮もこんな気持ちだったのかな…?



「うん」



『私……蓮が好き…っ!…今更だって分かってる。蓮はもう私なんか忘れて他の子の事好きかも知れないけどっ!
私蓮が好きなの…!」



「う、そだろ…?」



『ホントだよ』



「華蓮の好きな奴は………昴だろ?」


< 155 / 202 >

この作品をシェア

pagetop