*If*…もし貴方と出逢わなければ…
マズいと思った時には時既に遅し私の唇は蓮の唇によって塞がれていた



『ん…っ』



何回キスしてもやっぱり慣れなくて息を止めちゃう…。



段々息が苦しくなって蓮の胸を軽く叩く



すると蓮は一瞬だけ唇を離し息を吸うために開けた私の口に舌を滑り込ませた



『んんっ…れ、ん』




「黙ってろ」



『んんっ』



段々力が入らなくなってきて蓮に体重を預けるような感じになった



『れ、ん』



私が名前を呼ぶと蓮はハッとしたように唇を離した



少し寂しいって思ったのは私だけの秘密



「わりぃ」



『……ううん』



「今日は帰るか」



『うん!』



私達はバイク置き場へと向った



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