*If*…もし貴方と出逢わなければ…
1人で勝手に納得していたが多分俺の気持ち雅さんにバレてるな…と内心冷や汗をかいた



「私は、食べ物じゃないってば‼」



『……鈍感』



「そんな所で話してないで早くご飯食べましょ?」



俺達が居るのは大広間の入口。何故か襖が二重になっていて奥が見えない



そして、もう一つの襖を開けた華さん、奥の光景をみて絶句する奴が2名いた。昴と実だ。



俺と澪は、少なからず組の子供だから、この光景をよく目にするが2人は初めてだろう



「はいんないの?」



『入る』



「す、すげぇー人数だな」



「皆家族なんだ。厳つい顔してる奴もいるけど、皆優しいから安心して」



「う、うん」



そんなこんなで華蓮家で飯を食った。このときはあんな事が起きるなんて華蓮以外誰も知らなかった


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