恋愛なんてゲームだ!
次の日、電車からスクールバスに乗り換えて、学校に行く途中。
スクールバスに乗り込むと同級生が群がってきた。
「ねえねえ、綾瀬さん!松田と松下と福田が婚約者候補ってホント!?」
これで一発。今日中には先輩にも広がっていく。
「え!?あ、うん、まあね、そうだよ。誰から聞いたの?」
「クラスの掲示板にのってた。」
「え、そんなのあるんだ~!知らなかったな~!」
「知らなかったな~!じゃなくて、婚約者とかすごいね!!
しかもみんな、成績優秀、スポーツ万能、しかもイケメン~!
あ、ちなみに私は福田君かな!やっぱりカッコいいし!」
「えー!俺は松田!スポーツの時のアイツ、超カッコいいし。」
「いや、そこはやっぱり学年、いや学校で一番可愛い松下君でしょ!!」
「カワイイか、ありがと。姫乃、おはよ。」
とバックハグのように後ろから耳もとで挨拶してくるひなた。
「お、おはよ。あれ、ひなた今日はバスなの?」
「ん。引っ越したから。」
「ふーん。そーいや、連絡先もらったけど私、渡してないよね。ハイ。」
と言って連絡先が書いてあるメモを渡した。
「あと、うちのメイドの莉乃と執事の詩音の連絡先も書いてあるから。
あ、そっちの執事の健太さんとも連絡先交換しといたから。」
「えええ!?待って、家に執事にメイドがいるの!?
超金持ちじゃん!やっぱり姫乃はお嬢様か~!」
「うるさ。ん、ありがと。」
「おはよー、なに皆で集まってるの?」
「あ、龍!おはよ~!
なんでかわかんないけどみんな、私の婚約者候補の話について知ってるんだ。」
「ふーん。そうなんだ。
俺、松下には勝ってみせるから。」
「ヒュー!!やっぱり松田、かっけぇー!」
「はあ?姫乃をもらうのは俺。」
「ヒュー!松下君俺様~!」
「僕を忘れないでね。」
「ヒュー!福田君、かっこいい!」
半分以上カッコいいだけじゃんww
「ね、ねえ、みんな?集まってないで自分たちの席に座ろう?」
「「「無理」」」
チッ…
「ねえ?お願い…」
顔を赤らめてウルウルさせて上目遣いで頼む。
「わかったよ。」
ちょろ。やっぱりこの性格は変わらないみたい
ガラガラ、
「みんな、おはよ~!」
教室のドアを開けると挨拶しなければならない、というクラスのルール。
「あ、来た!!」
「ねえ、姫乃!福田君と松下君と、松田君が婚約者候補手ほんと!?」
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